集客コストは3つに分けて考える
予約サイトにかかる費用は、多くの場合次の3つでできています。
| 費目 | かかり方 |
|---|---|
| 掲載料 | 毎月の固定費。プランによって金額が変わる |
| 送客手数料 | 予約1件ごと、または売上に対する割合でかかる |
| ポイント等の負担 | お客様が使ったポイントの一部をお店が負担する場合がある |
どれがいくらかかるかは契約によって違います。まず手元の請求書と契約書を用意してください。
計算式
年間の集客コスト =(月の掲載料 + 1件あたりの手数料 × 月の予約件数)× 12
手数料が売上に対する割合の場合は、「1件あたりの手数料」を「平均客単価 × 手数料率」に置き換えます。
計算の例
次の前提で計算してみます。数字はすべて説明のための例です。
- 掲載料:月50,000円
- 予約サイト経由の予約:月60件
- 手数料:1件あたり1,000円
(50,000円 + 1,000円 × 60件)× 12か月 = 1,320,000円
月の請求は11万円でも、年に直すと132万円です。1件あたりに直すと約1,833円になります。
常連のお客様の分を切り出す
見直しの効果が大きいのは、すでにお店を知っている常連のお客様の予約にかかっている手数料です。予約サイトから入った予約のうち、2回目以降の来店が何件あるかを数えてください。
先ほどの例で、60件のうち40件が常連のお客様だった場合、手数料だけで年間48万円(1,000円 × 40件 × 12か月)が、すでにお店を知っているお客様の予約にかかっている計算になります。
この部分は、自社の予約ページやLINEから予約してもらう流れに変えられれば、減らせる可能性があります。
新規のお客様の獲得単価も出しておく
一方で、予約サイトが新規のお客様を連れてきている価値もあります。新規の予約が月20件なら、先ほどの例では「年間コスト ÷ 新規件数」で1人あたりの獲得費用が出せます。
この金額を、Googleビジネスプロフィール・Instagram・紹介など他の入口と比べると、どこにお金と時間を使うべきかが見えてきます。
自分の数字で計算するには
集客コストの計算ツールに、掲載料・手数料・件数を入れると、月額・年額・1件あたりの費用がすぐに出ます。入力した内容はどこにも送信されません。
数字が出たら、いきなり解約するのではなく、まず常連のお客様から自社予約に移すことを検討してください。進め方は予約サイトをやめる前のチェックリストにまとめています。
よくある質問
送客手数料はどこで確認できますか?
予約サイトの請求明細か管理画面の利用明細に記載されていることが一般的です。見当たらない場合は、契約している事業者に計算方法を問い合わせてください。
常連のお客様の予約にも手数料はかかりますか?
予約サイト経由で予約が入った場合、新規か常連かに関係なく手数料の対象になる契約があります。ご自身の契約内容を確認してください。
掲載をやめると新規のお客様は来なくなりますか?
予約サイト経由の新規は減る可能性があります。Googleビジネスプロフィールや紹介など他の入口を整えてから、併用しながら判断するのが安全です。